13日の海外動向と本日の相場見通し 薄商いの中、弱含みもみあいの展開をイメージ
14日の大阪ナイトセッションの日経平均先物12月物は前日比90円安の16510円でした。高値は13日19時38分の16620円、安値は14日1時57分の16400円です。13日のNYダウは大幅反落し、前日比258.32ドル安の18066.75ドルでした。原油先物場の下落と、米長期金利上昇が嫌気されました。ダウ構成銘柄ではアップルを除く29銘柄が下落しました。NY原油先物相場は反落、WTI期近の10月物は前日比1.39ドル安の1バレル44.90ドルでした。IEAが9月の石油市場月報で2016年の需要予測を下方修正したことが嫌気されました。NY円相場は反落し、前日比70銭円安・ドル高の1ドル=102円50~60銭でした。米10年物国債の利回りが一時1.74%と約2カ月半ぶりの水準に上昇したことがドル買い材料になりました。なお、10年物国債利回りは前日比0.06%上昇し、1.72%で取引を終えました。
NYダウ、原油先物相場下落という悪材料と、円安という好材料が綱引きし、本日はやや悪材料が勝る見通しです。また、下がるようなら日銀のETF買い入れが見込めます。日経平均の想定レンジは心理的節目16500円~昨日終値16729.04円です。基本的には、日米金融政策を見極めたいという投資家が多いため、積極的な売買は手控えられ、薄商いの中、弱含みもみあいの展開がイメージされます。
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