12日の海外動向と本日の相場見通し 円安一服がネガティブ、金融株には利食い売り
13日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比150円安の19040円、高値は12日17時04分の19230円、安値は13日05時30分の終値でした。12日のNYダウは6日続伸、前週末比39.58ドル高の19796.43ドルと、6日続けて過去最高値を更新しました。原油先物相場が大きく上昇し、エクソンモービルやシェブロンといった石油株が買われ、ダウを押し上げました。NY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の1月物は前週末比1.33ドル高の1バレル52.83ドルでした。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国とロシアなど非加盟国が10日の会合で15年ぶりの協調減産で合意し、ロシアが日量30万バレル減産するほか、OPEC非加盟国全体で日量55万8000バレルの減産が決まり、サウジアラビアが、必要なら11月末の総会での合意以上に減産幅を広げる意向を示したとも伝わったことが好感されました。NY円相場は3日ぶりに反発し、前週末比35銭円高・ドル安の1ドル=115円00~10銭でした。
NYダウ、原油先物高はポジティブですが、12日の欧州市場で約10カ月ぶりに1ドル=116円台に下落したドル/円相場が円高に振れたことはネガティブです。12日の米国株式市場では、ここまでのゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株には利益確定売りが増えており、この傾向は日本でも、銀行、証券株などへの利食い売りといいう形で反映されるでしょう。日経平均の想定レンジは19000円±200円程度です。
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