30日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は25日移動平均線アラウンドの「弱含みもみあい」想定

31日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比220円安の19110円、高値は30日17時12分の19390円、安値は31日00時54分の19060円でした。30日のNYダウは続落、前週末比122.65ドル安の19971.13ドルでした。トランプ政権による難民や「テロ懸念国」7カ国の市民の入国制限を巡る混乱が嫌気されました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の3月物は前週末比0.54ドル安の1バレル52.63ドルでした。NY円相場は3日ぶりに大幅反発、前週末比1円30銭の円高・ドル安の1ドル=113円75~85銭でした。

 

トランプ政権の移民政策を巡る混乱を受け、米株安、円高、原油先物安のトリプルデメリットです。こうなると、本日の日経平均も売られるでしょう。想定レンジは25日移動平均線(30日現在19239.15円)±200円程度です。基本は25日移動平均線アラウンドの「弱含みもみあい」です。1ドル=113円台の円高では売りが優勢な状況が続く見通しです。なお、日銀は本日まで金融政策決定会合を開きますが、現状の長短金利操作付きの量的・質的金融緩和政策の維持を決める公算のため、波乱はなさそうです。

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