本日の相場見通し リスク回避的な投資家は、北朝鮮問題を抱える日本から資金を引き揚げ続ける公算
米雇用統計発表、米中首脳会談などの重要イベントを通過したものの、日本株への投資マインドを改善又は悪化させる状況にはなっていないと考えます。このため、本日の日経平均は26週移動平均線（7日現在18733.68円）アラウンドのもみあいでしょう。想定レンジは18750円±150円程度です。なお、トランプ米大統領は８日、「必要かつ適切であれば追加の行動をとる」と、シリアへの攻撃に関して米議会に書簡を送っており、地政学リスクは高止まりしています。トランプ大統領は、米中首脳会談中にもかかわらず、むしろ、敢えてそのタイミングで、シリア攻撃を決断しました。ロシアと軍事的な対立を厭わず、北朝鮮の核戦力を除去するためには先制攻撃も辞さないというメッセージを関係各国に示しました。このため、海外勢中心にリスク回避的な投資家は、北朝鮮問題を抱える日本から資金を引き揚げ続ける見通しです。この売りが日経平均の上値を圧迫するでしょう。
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