個別銘柄情報(4/18分)
イオンFS(8570)、CSは投資評価を引き下げ
2105 86円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価を従来の「Neutral」から「UNDERPERFORM」に引き下げ、目標株価を同1995円から1946円に引き下げた。業績予想を、18/3期以降を中心に若干下方修正したという。株価は回復してきたが、現在進める効率化改善のためのシステム投資が終了するまで、成長率は一旦、鈍化が予想されるそうだ。国内では既にカード大手であり、高い成長率を継続するには投資も必要と考えたという。
ソフトバンク(9984)、野村は目標株価を引き下げ
7718円 122円高
野村證券は、同社の投資判断は「Buy」に据え置いたが、目標株価を従来の11790円から11280円に引き下げた。今回、為替前提を114円/ドルから108円/ドルに変更し、4月17日付けのSprint業績予想変更を反映し連結業績予想を下方修正したという。国内通信事業とヤフー(4689)は安定的な利益成長が見込まれ、18.3期の営業利益は各々前期比1%増益、同11%増益を予想。Alibabaの18.3期の持分法利益は2480億円と17.3期の3100億円から減少を見込んだが、17.3期にはFVTPL(Fair Value Through Profit or Loss)の金融資産の公正価値変動利益1060億円が計上されており、この要因を除くと同22%増益となるそうだ。
清水建(1803)、野村は目標株価を引き上げ
1037円 22円高
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の1262円から1380円に引き上げた。会社の上方修正にともない、野村では受注予想についても引き上げたという。17.3期は、建築、土木ともに大型案件の獲得が受注の増加に寄与したと推測。建築では首都圏の再開発や東京オリンピック関連、土木では高速道路や空港などが牽引。18.3期以降についても、野村は予想値をやや上方修正したが、17.3期では大型案件が複数重なっていたこともあったほか、18.3期以降の受注案件は段階的に2020年以降に竣工を迎える案件へと入れ替わっていくと考えるため、前期比では減少すると見ているそうだ。
プレナス(9945)、野村は目標株価を引き下げ
2276円 5円高
野村證券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の2400円から2150円に引き下げた。17.2期決算発表とその後の取材を踏まえ、18.2期以降の野村予想を修正したという。ほっともっとの出店数を上方修正する一方、設備投資予想を増額したそうだ。目標株価は、同社が主力事業を展開する中食市場の今後の成長が見込まれることを踏まえ、18.2期予想EPS113円に17年度外食業界平均PER18倍を5%上回る19倍を乗じて算出したという。
キリンHD(2503)、みずほは目標株価を引き上げ
2120円 1.5円安
みずほ証券は、同社の投資判断「買い」を継続し、目標株価を従来の2460円から2560円に引き上げた。17/12期1Qは堅調な業績となり、日本綜合飲料の貢献で、通期営業利益が会社予想を上回るとの見通しを確認する機会になると予想したという。みずほでは17/12期の日本基準の営業利益について、会社予想を7%上回る1526億円を見込んでいるそうだ。17/12期の期末からのIFRSベースでは、18/12期の事業利益(日本基準の営業利益に相当)を1965億円と予想。中計3ヵ年のCAGRは11%となる見通しだという。
シャープ(6753)、みずほは目標株価を引き上げ
390円 22円高
みずほ証券は、同社の投資判断は「アンダーパフォーム」に据え置いたが、目標株価を従来の90円から120円に引き上げた。足元の株価は調整局面に入っているものの、依然底値から4倍の水準で、バリュエーション的には、早期の最高益更新を前提としても説明しがたい割高感があるという。みずほ証券では、中小型ディスプレイ事業の環境変化などにより、18/3期の営業増益のあと、19/3期は再び減益に転じると予想しているそうだ。また、中長期的な収益回復の鍵を握る中小型ディスプレイについての戦略が今一つ明確に見えない点も、今後に課題を残すという。
ファーストリテイ(9983)、みずほは目標株価を引き下げ
35110円 40円高
みずほ証券は、同社の投資判断は「中立」に据え置いたが、目標株価を従来の37000円から35000円に引き下げた。4月13日発表の2017/8期上期の営業利益は31.5%増。「ユニクロ」ブランドの競争優位性を担保するための原点回帰でもあるコスト抑制と粗利益率改善の効果もあり、業績は概ね順調に推移しているという。為替前提を1ドル=115円から110円などに見直したこともあり、業績予想を下方修正したそうだ。消費者とダイレクトにつながる「情報製造小売業」としてのネットワーク構築が進んでいるが、「有明プロジェクト」によるサプライチェーン改革が収益に貢献するには時間がかかるとの見方に変更はないという。
グリー(3632)、大和は投資判断を引き上げ
845円 1円高
大和証券は、同社の投資判断を従来の「3」から「2」に引き上げ、目標株価を同720円から870円に引き上げた。従来大和ではオリジナルコンテンツが収益化せず6四半期減収減益傾向が続き、「ワイルドアームズ」まで様子見であり材料難であるとの見方であったという。しかし、4月12日に配信の始まった「アナザーエデン」の寄与によって四半期業績で見れば2017年6月期4Qがボトムになると大和では見込んだそうだ。
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