賃金の伸びが物足りないとの見方でドルの上値重い

2015年12月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数は前月比29万2000人増と市場予想の20万人程度の増加を大幅に上回りました。一方、平均時給は25.24ドルで前月比でほぼ横ばいで、前年同月比では2.5%増でした。しかし、賃金の伸びは08年のリーマン・ショック前は3~4%でした。このため、賃金の伸びが物足りないとの見方から、ドル、米株の上値は重く、日経平均先物も軟調です。現在、日経平均先物3月物は17500円、NYダウは前日比37.53ドル高の16551.63ドル、ドル/円相場は1ドル=117円77銭程度で推移しています。

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