証券営業の現場では、悲壮感には程遠い状況
9日、証券関係者を中心にしたゴルフコンペに参加し、関係者数名から、証券営業の現場の状況を聞いてきましたが、日経平均がここまで下がった8日でも、追証はほとんど発生していないそうです。というのは、昨年12月中に、損出しと益出しを積極的に行い、買いポジションの整理を断行した人が多いため、現金比率が高く、信用建て余力が十分ある個人投資家が多いからだそうです。このため、現状レベルまでの相場下落でも、証券営業の現場では、悲壮感には程遠い状況だそうです。こうなると、底入れはまだまだかも知れません。なぜなら、「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し幸福のうちに消えて行く」ものです。現在は、残念ながら、総悲観になるような状況ではなさそうですから・・・。一方、ここからさらに、相場が急落を続け、水準が切り下がれば、さすがに多くの投資家の余裕が失われ、市場全体が総悲観ムードに覆われ、ようやく底入れするかもしれません。
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