27日の海外動向と本日の見通し 「命大事に！」の戦略で相場に臨みましょう
28日の大阪ナイトセッションの日経平均先物9月物は前日比90円安の22140円、高値は27日23時38分の22400円、安値は27日17時54分の22090円でした。27日のＮＹダウは反落、前日比165.52ドル安の24117.59ドルでした。クドロー米国家経済会議（ＮＥＣ）委員長が27日、米テレビで中国に対する姿勢について「（投資制限は）米国の宝である技術を守るのに非常に効果的で包括的なものになる」と指摘したことが嫌気されました。ナスダック総合株価指数は反落し、前日比116.542ポイント安の7445.085ポイントでした。ＮＹ原油先物相場は続伸、ＷＴＩ期近の８月物は前日比2.23ドル高の１バレル72.76ドルでした。ＮＹ円相場は続落し、前日比20銭円安・ドル高の１ドル＝110円20～30銭でした。
米中貿易摩擦への警戒感を背景に、27日の米国株式市場でＮＹダウは反落し、ほぼ２カ月ぶりの安値で終えました。このため、本日の日経平均は軟調推移が見込まれます。想定レンジは22100円±150円程度です。なお、日経平均は日銀のＥＴＦ買いで底堅いですが、その買いの恩恵のない新興市場は一部の銘柄を除き悲惨な状況です。とりわけ、短期売買の信用個人の多くは評価損の増加、信用維持率の低下に苦しんでいると推察されます。正直、地合いはメチャクチャ悪いです。よって、「命大事に！」の戦略で相場に臨みましょう。
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