年末のご挨拶
振り返ってみれば、2018年の株式相場は波乱の展開でした。多くの個人投資家にとって、とてもではありませんが、無事に終了したとは言い難い年になったと推察されます。
というのは、日経平均はチャート的に、今年の1月と10月とで「ダブルトップ」を形成しました。12月に入り下落に拍車が掛かり、3月安値である「ネックライン」を割り込みました。そして、「ダブルトップ」を完成させた直後は、売りが売りを呼ぶ、まさに阿鼻叫喚の地獄絵図となりました。この過程で、追証を入れられなくなった信用個人の投げ売りが加速しました。ただし、12月26日以降、日経平均は持ち直しました。これは株式組み入れ比率低下を受けた、GPIFなどからの買いが入ったと観測されているようです。
平成最後の大納会の日経平均の終値は辛うじて心理的節目の2万円大台をキープして、20014.77円でした。多くの買い方にとって、「年足」が安値引けとならず、最悪のムードの締めくくりにならなかったことは不幸中の幸いでした。
それはさておき、師走の時節柄、ご多忙のことと存じますが、くれぐれもご自愛の上、晴れやかな新年をお迎えになられますよう、心よりお祈り申し上げます。
また、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏
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