28日の海外動向と本日の相場見通し 米株安・円高で日経平均は軟調推移
29日の大阪ナイトセッションの日経先物３月物は前日比50円安の20590円、高値は28日21時12分の20660円、安値は29日02時03分の20450円でした。28日のＮＹダウは反落、前週末比208.98ドル安の24528.22ドルでした。キャタピラーが28日発表した決算が嫌気されました。また、ナスダック総合株価指数は４日ぶりに反落、同79.180ポイント安の7085.685ポイントでした。エヌビディアの下方修正を受けて半導体関連株に売りが広がりました。ＮＹ原油先物相場は３日ぶりに反落、ＷＴＩ期近の３月物は前週末比1.70ドル安の１バレル51.99ドルでした。ＮＹ円相場は続伸、前週末比25銭円高・ドル安の１ドル＝109円25～35銭でした。
米株安、円高で本日の日経平均は軟調推移が見込まれます。想定レンジは20600円±150円程度です。日本の３月決算の主力企業の第３四半期決算発表が本格化しています。多くの投資家はその決算内容見極めたいため、積極的な買いを手控えています。このため、様子見気分が強い１日になりそうです。なお、キャタピラーの決算で、中国景気に対する懸念が再び意識されそうですが、中国政策当局が景気配慮型の政策を相次いで打ち出しているため、投資家がそれほど動揺することはないとみています。
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