8日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は下げ渋りも、上値も重そう
9日の大阪ナイトセッションの日経先物6月物は前日比50円安の21530円、高値は8日17時14分の21670円、安値は8日21時46分の21420円でした。8日のNYダウは3日ぶりに小反発、前日比2.24ドル高の25967.33ドルでした。一時は153.01ドル高まで買われる場面がありましたが、引けにかけて伸び悩みました。ナスダック総合株価指数は3日続落、20.437ポイント安の7943.319ポイントでした。NY原油先物相場は反発、WTI期近の6月物は前日比0.72ドル高の1バレル62.12ドルでした。NY円相場は1ドル=110円05~15銭、15銭円高・ドル安でした。
NYダウが下げ渋ったことで、本日の日経平均も下げ渋りが期待できそうです。日経平均は終値ベースでは3営業日で704.99円(3.16%)下落しており、売り方の買い戻しや、押し目買いも入るでしょう。ただし、USTRは8日、中国製品に対する制裁関税を10日に現在の10%から25%に引き上げると官報で正式に通知し、中国も対抗措置を取る方針を表明しています。このため、米中貿易協議を巡る不透明感は燻ったままです。よって、上値も重いと考えるのが妥当です。以上のことから、日経平均の想定レンジは21550円±250円程度です。
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