28日の海外動向と本日の相場見通し 米株軟調も、日経平均も軟調想定

29日の大阪ナイトセッションの日経先物6月物は前日比230円安の21000円、高値は281642分の21220円、安値は290459分の20990円でした。28日のNYダウは反落、前週末比237.92ドル安の25347.77ドルでした。ナスダック総合株価指数は同29.658ポイント安の7607.351ポイントでした。米中貿易摩擦が長引くとの見方が強まったことが売り材料でした。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の7月物は前週末比0.51ドル高の1バレル59.14ドルでした。NY円相場は4日ぶりに反落、前週末比05銭円安・ドル高の1ドル=1093040銭でした。

 

米株下落を受け、本日の日経平均は軟調推移が見込まれます。想定レンジは21000円±150円程度です。28日の米10年物の米国債利回りは2.26%と2017年9月下旬以来1年8カ月ぶりの水準に低下しました。一方、3カ月物の米財務省証券(TB)の利回りは2.35%でした。長期金利が短期金利を0.09ポイント下回り、景気後退の予兆とされる「逆イールド」になっています。「逆イールド」自体が米国の景気後退の明確なサインとは思いませんが、この状態を口実にした売りが目先は優勢になりそうです。

 

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