29日の海外動向と本日の相場見通し 米株下落、悪地合い継続、体感温度低い

30日の大阪ナイトセッションの日経先物6月物は前日比40円安の20910円、高値は291956分の20930円、安値は300053分の20720円でした。29日のNYダウは続落、前日比221.36ドル安の25126.41ドルでした。ナスダック総合株価指数は、同60.041ポイント安の7547.310ポイントでした。人民日報が29日付の論評記事で、レアアースの対米輸出規制を示唆したため、米中貿易戦争激化懸念が強まった結果です。NY原油先物相場が3日ぶりに反落、WTI期近の7月物は前日比0.33ドル安の1バレル58.81ドルでした。NY円相場は続落、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=1095565銭でした。

 

米中貿易戦争激化懸念の強まりから、米国株が軟調なため、本日の日経平均も軟調推移が見込まれます。想定レンジは20900円±200円程度です。とにかく、地合いが悪いので、様子見を決め込んでいる個人投資家が多いそうです。また、同時に多くの個人が評価損を抱えているもようです。このように、個人の投資余力は細り、投資意欲が減退しているため、相場の体感温度は非常に低い状態が継続しそうです。

 

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