18日の海外動向と本日の相場見通し 「ドラギ・マジック」と「トランプ・プット」で、リスクオンムードへ

19日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比290円高の21200円、高値は終値、安値は181643分の20840円でした。18日のNYダウは続伸、前日比353.01ドル高の26465.54ドルでした。ナスダック総合株価指数は、同108.859ポイント高の7953.883ポイントでした。ドラギECB総裁がポルトガルのシントラで開催されたECBの年次会議で、インフレ率がECBの目標に戻らなければ金融緩和が必要になると述べました。発言を受けて欧州の主要株価指数が上げました。また、米株式市場の取引開始直後、トランプ大統領が、「中国の習近平首席と大変良い電話会談をした。来週の日本でのG20サミットで拡大会議を行うつもりだ。我々の担当チームは首脳会談の前に貿易協議を再開する。」とツイートしました。これらが買い材料になりした。NY原油先物相場は反発、WTI期近の7月物は前日比1.97ドル高の1バレル53.90ドルでした。NY円相場は1ドル=1084050銭、5銭円高・ドル安でした。

 

「ドラギ・マジック」と「トランプ・プット」で、リスクオンムードが強まりました。本日の東京株式市場でも、買い戻しが先行するでしょう。日経平均の想定レンジは21200円±200円程度です。米中首脳会談開催期待を背景に、米中貿易戦争沈静化がプラスに作用する半導体や工作機械など、広義の中国関連が買い戻されるでしょう。ただし、FOMCの結果判明を日本時間20日控えているため、外部環境改善を好感した買いが一巡した後は、日経平均は一進一退の動きになることが予想されます。それでも、相場全体の地合いは昨日と比較して大幅に改善する見通しです。

 

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