２日の海外動向と本日の相場見通し 米株高も円高で日経の上値は重い
３日の大阪ナイトセッションの日経先物９月物は前日比40円安の21680円、高値は２日23時31分の21730円、安値は３日01時29分の21620円でした。２日のＮＹダウは３日続伸、前日比69.25ドル高の26786.68ドルでした。ナスダック総合株価指数は同17.929ポイント高の8109.092ポイントでした。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は４日続伸、同8.68ポイント高の2973.01ポイントと連日で過去最高値を更新しました。ＥＵは２日、ＥＣＢ総裁に積極的な金融緩和を支持してきたフランスのラガルドＩＭＦ専務理事を指名したため、世界的に緩和的な金融環境が続くとの期待が高まりました。ＮＹ原油先物相場は反落、ＷＴＩ期近の８月物は前日比2.84ドル安の１バレル56.25ドルでした。ＮＹ円相場は３日ぶりに反発、前日比55銭円高・ドル安の１ドル＝107円85～95銭でした。
米株は堅調ですが、円高気味なので本日の日経平均の上値は重そうです。想定レンジは21650円±200円程度です。貿易戦争と金融緩和が景気や株価を下押ししたり、支えたりしながらループする「トランプ・ループ」が継続するとの見方が強まっているそうです。このためトレンドが出難い相場となるため、トレンドフォロワーの海外勢の買いは見込めないでしょう。このため、上値は重そうです。
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