15日の海外動向と本日の相場見通し ＮＹダウ反発・円高一服で日経は底堅い動きへ
16日の大阪ナイトセッション日経平均先物９月物は前日比60円安の20320円、高値は15日21時02分の20490円、安値は15日19時40分の20140円でした。15日のＮＹダウは反発、前日比99.97ドル高の25579.39ドルでした。前日の急落の反動から押し目買いが優勢でした。ただし、中国政府が15日、米の対中制裁関税「第４弾」に報復措置を取る方針を示したため、戻りは限定的でした。ナスダック総合株価指数は続落し、同7.322ポイント安の7766.617ポイントでした。ＮＹ原油先物相場は続落、ＷＴＩ期近の９月物は前日比0.76ドル安の１バレル54.47ドルでした。ＮＹ円相場は反落、前日比20銭円安・ドル高の１ドル＝106円05～15銭でした。
ＮＹダウが反発し、円高が一服しているため、本日の日経平均は、上値は重いものの、底堅い推移が見込まれます。想定レンジは20350円±200円程度です。15日のＶＩＸ指数は前日比0.92（4.16％）安の21.18と節目の20を上回っています。また、15日の日経平均ボラティリティー・インデックスも前日比2.27（11.89％）高の21.36と、こちらも20を上回っています。両指数が20を上回って推移している間は、リスクパリティ型のファンドの売りが出易いと観測されるため、日米株式市場共に不安定な値動きが続く見通しです。
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