23日の海外動向と本日の相場見通し 米株高・円安で日経平均は堅調に推移
24日の大阪ナイトセッション日経平均先物12月物は前日比140円高の22790円、高値は24日05時14分の22800円、安値は23日16時40分の22610円でした。23日のＮＹダウは反発、前日比45.85ドル高の26833.95ドルでした。ナスダック総合株価指数は同15.498ポイント高の8119.793ポイントと反発しました。キャタピラーとボーイングが買われましたが、半導体関連銘柄に幅広く売られ、フィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ）は1.93％下落しました。ＮＹ原油先物相場は上昇、ＷＴＩ期近の12月物は前日比1.49ドル高の１バレル55.97ドルでした。ＮＹ円相場は1ドル＝108円65～75銭、20銭円安・ドル高でした。
米株高・円安を受け、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。想定レンジは22800円±200円程度です。ＳＯＸが大幅安なので、半導体関連は売られそうですが、他の幅広い銘柄に出遅れ修正の買いが入り、指数は高値圏で底堅く推移するでしょう。ただし、ペンス米副大統領が24日、対中政策について演説すると伝わっているため、上値をガンガン追うことはなさそうです。なお、テスラが23日夕に発表した2019年７～９月期決算では、自動車事業の採算が改善し、３四半期ぶりの最終黒字となりました。これを受け、電気自動車（ＥＶ）関連が賑わいそうです。また、米グーグルが23日、量子コンピューターを使い、複雑な計算問題を最先端のスーパーコンピューターよりも極めて短い時間で解くことに成功したと発表したことで、量子コンピュータ関連への投資家の関心が向かいそうです。
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