11日の海外動向と本日の相場見通し 香港情勢悪化、トランプ講演で、日経は膠着
12日の大阪ナイトセッション日経平均先物12月物は前日比50円高の23350円、高値は12日02時40分の23370円、安値は11日16時36分の23220円でした。11日のNYダウ3日続伸、前週末比10.25ドル高の27691.49ドルと、連日で過去最高値を更新しました。一方、ナスダック総合株価指数は反落、同11.035ポイント安の8464.277ポイントでした。米国市場でも香港情勢への警戒感が強まったようです。NY原油先物相場は3日ぶりに反落、WTI期近の12月物は前週末比0.38ドル安の1バレル56.86ドルでした。なお、11日の米国はベテランズ・デーの祝日のため、為替・債券市場が休場でした。
香港でのデモ隊と警察の衝突激化に対する市場の警戒感が強まっています。これが日経平均の上値圧迫要因です。また、トランプ米大統領が12日にニューヨーク・エコノミック・クラブで講演します。この内容を見極めたいとのムードも強いでしょう。その一方、売り方の買い戻しや、押し目買いも見込めます。結果として、本日の日経平均は前日終値付近で膠着しそうです。想定レンジは23350円±200円程度です。
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