13日の海外動向と本日の相場見通し 米中貿易協議難航観測で日経の上値は重い
14日の大阪ナイトセッション日経平均先物12月物は前日比10円高の23310円、高値は13日17時09分の23380円、安値は13日18時42分の23160円でした。13日のNYダウは上昇、前日比92.10ドル高の27783.59ドルと、2日ぶりに過去最高値を更新しました。ナスダック総合株価指数は反落し、同3.990ポイント安の8482.101ポイントでした。S&P500種株価指数は続伸、同2.20ポイント高の3094.04ポイントと、過去最高値を更新しました。パウエルFRB議長が13日の議会証言で「金融政策は現状が適切だ」と述べたことは好感されましたが、「中国が米国産農産物の購入をためらっている」と伝わったことは上値抑制材料でした。NY原油先物相場は3日ぶりに反発、WTI期近の12月物は前日比0.32ドル高の1バレル57.12ドルでした。NY円相場は3日続伸、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=108円75~85銭でした。
13日の議会証言でパウエルFRB議長が、政策金利を低いままで据え置く考えを示唆したことはポジティブです。しかしながら、「関税が米中の部分合意の妨げになっている」、「中国が米国産農産物の購入をためらっている」と伝わっており、米中貿易協議の先行きへの警戒感が強まっています。このため、日経平均の上値は重そうです。想定レンジは23300円±200円程度です。
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