4日の海外動向と本日の相場見通し 米株高・円安でリスクオン、日経平均は堅調推移
５日の大阪ナイトセッション日経平均先物３月物は前日比300円高の23390円、高値は５日04時44分の23400円、安値は４日16時41分の23040円でした。４日のＮＹダウは続伸、前日比407.82ドル高の28807.63ドルでした。中国人民銀行（中央銀行）が４日、金融市場に連日で大量の資金を供給したことや、「プライムレートと預金準備率の引き下げを実施する可能性が高い」との報道が買い材料になりました。ナスダック総合株価指数は同194.572ポイント高の9467.974ポイントと、１月23日以来となる過去最高値を付けました。テスラが連日で急伸し、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックなど大型ＩＴ関連株も買われました。ＮＹ原油先物相場は５日続落、ＷＴＩ期近の３月物は前日比0.50ドル安の１バレル49.61ドルでした。ＮＹ相場は1ドル＝109円45～55銭、85銭円安・ドル高でした。
米国株高、円安を受け、本日の日経平均は堅調推移が見込まれる。想定レンジは23400円±300円程度です。75日移動平均線（５日現在23352.81円）を中心にした「強含みもみあい」がメインシナリオです。下値は５日移動平均線（同23123.77円）がサポートする見通しです。市場では、中国の政策当局が、追加の金融緩・流動性供給に加え、財政政策も拡大すれば、新型肺炎の感染拡大による実体経済への悪影響が和らぐとの期待が高まっています。このため、少なくとも本日は多くの投資家は「リスクオン」でしょう。
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