11日の海外動向と本日の相場見通し ＳＢＧ効果と感染者ピークアウト期待で、日経は堅調
11日のシカゴ日経平均先物３月物は23885円、高値は24010円、安値は23670円でした。11日のＮＹダウは反落、前日比0.48ドル安の29276.34ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は同10.553ポイント高の9638.942ポイントと、過去最高値でした。米ＣＮＢＣが11日、米ジョンズ・ホプキンズ大の調査として「新規の感染者数は減少している」と伝えたことが買い材料になりました。しかしながら、パウエル議長が議会証言で、金融緩和に前向きな発言が出なかったため、失望売りが出ました。ＮＹ原油先物相場は３日ぶりに反発、ＷＴＩ期近の３月物は前日比0.37ドル高の１バレル49.94ドルでした。ＮＹ円相場は下落、前日比５銭円安・ドル高の１ドル＝109円75～85銭でした。
ＮＹ連邦地裁が11日、ＳＢＧ傘下の米携帯通信４位スプリントと同３位ＴモバイルＵＳの合併を認めたことで、スプリントはＳＢＧの子会社から外れる見通しとなり、４兆円を超えるスプリントの有利子負債がＳＢＧの連結債務から外れる公算です。これがソフトバンクグループ（9984）の買い材料となり、日経平均を押し上げるでしょう。また、新型コロナウイルスによる肺炎の感染者は増え続けているものの、一部で、感染者数の増加ペースが緩む兆しがあるとの見方が浮上していることもポジティブ材料です。このため、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。想定レンジは23900円±200円程度です。
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