30日の海外動向と本日の相場見通し 米株上昇を好感、日経平均は堅調推移を期待
31日の大阪ナイトセッション日経平均先物６月物は前日比300円高の19100円、高値は終値、安値は30日16時36分の18440円でした。30日のＮＹダウは反発、前週末比690.70ドル高の22327.48ドルでした。ナスダック総合株価指数は同271.77ポイント高の7774.15ポイントでした。米政府の大規模な経済対策が前週成立したこと、ＷＨＯが30日、「初期研究によると、いくつかのワクチンは新型コロナに効果があるかもしれない」と指摘したこと、さらに、ジョンソン・エンド・ジョンソンが月までにワクチンの臨床試験を開始すると発表したことなどが買い材料になりました。ＮＹ原油先物相場は３日続落、ＷＴＩ期近の５月物は前週末比1.42ドル安の１バレル20.09ドルでした。ＮＹ円相場は３日続伸、前週末比20銭円高・ドル安の１ドル＝107円75～85銭でした。
米国株が堅調なため、本日の日経平均も強い動きが見込めそうです。また、30日のＶＩＸ指数は前日比8.46（12.91％）安の57.08と、60の大台を割り込みました。これが若干ながら投資家心理が落ち着いてきている証左でしょう。その一方、東京都の小池都知事は30日夜、緊急記者会見を開き、「若者はカラオケ・ライブハウス、中高年はバー・ナイトクラブなど接待を伴う飲食店を控えて」と訴えました。このように、一向に新型コロナの感染拡大が収束する感じではないため、上値を積極的に買うという展開は望み薄でしょう。日経平均の想定レンジは19100円±300円程度です。
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