１日の海外動向と本日の相場見通し コロナ感染拡大を嫌気、日本株の上値も重い
２日の大阪ナイトセッション日経平均先物６月物は前日比220円安の17600円、高値は１日17時11分の17930円、安値は２日04時57分の17570円でした。１日のＮＹダウは大幅続落、前日比973.65ドル安の20943.51ドルでした。ナスダック総合株価指数も同339.516ポイント安の7360.582ポイントと大幅に続落しました。クオモＮＹ知事が１日の記者会見で、州内の感染者が前の日から10％以上増え８万3712人になったと発表したことで、ＮＹの都市封鎖が一段と長引くことへの不安が高まりました。ＮＹ原油先物相場は反落、ＷＴＩ期近の５月物は前日比0.17ドル安の１バレル20.31ドルでした。ＮＹ円相場は５日続伸、前日比40銭円高・ドル安の１ドル＝107円10～20銭でした。
トランプ米大統領は３月31日夜に「とても苦しい２週間になる」と述べ、10万～24万人の死者が出る可能性を指摘しました。また、ＷＨＯのテドロス事務局長は１日、スイスのジュネーブの本部で定例記者会見を行い、「感染の急激で世界的な広がりを強く懸念している。感染者数は今後、数日間で世界で100万人に上り、死者も５万人に達するだろう」と述べ、今後も感染拡大は続くという見通しを示しています。このような状況のため、日本株の上値を買う投資家は少ないでしょう。日経平均の想定レンジは18800円±300円程度です。
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