7日の海外動向と本日の相場見通し 米国株反落、緊急事態宣言発令で、日経は調整

8日の大阪ナイトセッション日経平均先物6月物は前日比180円安の18970円、高値は7日2217分の19860円、安値は終値でした。7日のNYダウは反落、前日比26.13ドル安の22653.86ドルでした。一時、937ドル高まで上げる場面がありましたが、午後は戻り売りや、下値で買った投資家からの利益確定の売りを浴びました。ナスダック総合株価指数は反落し、同25.97ポイント安の7887.260ポイントでした。この日はニューヨーク州が1日あたりの死者数が過去最多になったと公表し、新型コロナウイルス感染拡大の収束にはまだ時間がかかるとの見方が再び強まりました。NY原油先物相場は大幅続落、WTI期近の5月物は前日比2.45ドル安の1バレル23.63ドルでした。NY円相場は4日ぶりに反発、前日比50銭円高・ドル安の1ドル=1087080銭でした。

 

新型コロナウイルスの感染爆発を防ぐため、政府が7日に東京など7都府県を対象に緊急事態宣言を発令しました。これを受け、市民や企業は、いっそうの自粛が求められます。なお、東京都の小池百合子知事は7日、休業を求める施設や業種について「10日に具体的な内容を発表し、11日から実施をお願いする」と発表しています。いずれにせよ、約1ヵ月にわたる長期の自粛、休業のため、多種多様な業種の業績悪化は不可避です。もちろん、そのために事業規模約108兆円の緊急経済対策が策定されたわけですが、これはあくまでも景気下支え効果でしかないでしょう。押し上げるまでの力はなさそうです。本日の日経平均は調整しそうです。想定レンジは19000円±300円程度です。

 

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