14日の海外動向と本日の相場見通し 米国株高は追い風、だが円高は逆風、日経平均の上値は重そう
15日の大阪ナイトセッション日経平均先物6月物は前日比90円安の19520円、高値は14日23時17分の19640円、安値は14日20時19分の19420円でした。14日のNYダウは反発、前日比558.99ドル高の23949.76ドルでした。ナスダック総合株価指数は4日続伸、同323.32ポイント高の8515.74ポイントでした。「米国での感染者数の4割弱を占めるカリフォルニアなど10の州が協調して経済活動を再開することを計画している」とロイター通信が報じたことが買い材料になりました。NY原油先物相場が3日続落、WTI期近の5月物は前日比2.30ドル安の1バレル20.11ドルでした。NY円相場は続伸し、前日比60銭円高・ドル安の1ドル=107円15~25銭でした。
米国株高は追い風ですが、円高が重しとなり、日経平均の上値は重そうです。また、IMFは14日公表した世界経済見通しで、2020年の世界経済の成長率予測をマイナス3.0%(1月の前回予測はプラス3.3%)へ下げたことも上値圧迫要因です。ただし、各国政府や中央銀行は矢継ぎ早に対策を打ち出していることや、欧米での経済正常化への期待もあり、下値は堅いとみています。日経平均の想定レンジは19500円±250円程度です。
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