18日の海外動向と本日の相場見通し 日本国内の経済活動正常化はポジティブ
19日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比160円高の22360円、高値は18日17時36分の22480円、安値は18日22時37分の22210円でした。18日のNYダウは続落、前日比39.51ドル安の26080.10ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は5日続伸、同32.52ポイント高の9943.05ポイントでした。テキサス州やアリゾナ州などで新型コロナの感染者数や入院者数の増加しているため、景気敏感株は売られたが、コロナ拡大という逆境下でも長期的な成長が期待できる銘柄には買いが入りました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の7月物は前日比0.88ドル高の1バレル38.84ドルでした。NY円相場は続伸、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=106円90銭~107円00銭でした。
18日のVIX指数は前日比0.53(1.58%)安の32.94でした。また、VIX3Mは前日比0.58(1.62%)安の35.14で、VIX/VIX3Mレシオは前日比0.00(0.04%)高の0.94と1を下回っているので米株式相場は良好です。一方、17日の日本では、プット・コールレシオは1.06と前日の1.50から低下しています。下値不安が和らいだようです。新高値銘柄数は59、新安値銘柄数は0、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は119.81と、前日の113.14%からやや上昇したものの、過熱とされる120%を下回っており、過熱感が和らいでいます
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線が18日現在水平のため、日経平均は「もみあい(横這いトレンド)」です。転換線も水平です。遅行スパンは26日前よりも上に位置し、雲の上で推移しており、良好な状態です。また、先行スパンのクロスは現在は確認できませんが、昨日クロスしたばかりでした。
政府は18日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制限している出入国をビジネス目的に限定して緩めると決めました。また、19日からは県をまたぐ移動や接待を伴う夜間の飲食店の営業について、自粛が解除されます。このような経済活動の正常化に向けた動きは二本株にポジティブです。ですが、米国や中国での新型コロナの感染拡大はネガティブ材料です。結果、日経平均は膠着しそうです。想定レンジは22400円±200円程度です。
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