20日の海外動向と本日の相場見通し 米ナスダック高を好感も4連休を控え閑散相場継続

21日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比150円高の22800円、高値は21日04時37分の22810円、安値は20日16時30分の始値22600円でした。20日のNYダウは小幅ながら3日ぶりに反発、前週末比8.92ドル高の26680.87ドルでした。ナスダック総合株価指数は同263.90ポイント高の10767.09と続伸、過去最高値を更新しました。マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなど大型のIT関連株や、前週に売られたテスラなど買われました。NY原油先物相場は3日ぶりに反発、WTI期近の8月物は前週末比0.22ドル高の1バレル40.81ドルでした。NY円相場は反落、前週末比25銭円安・ドル高の1ドル=107円20~30銭でした。

 

20日のVIX指数は前日比1.22(4.75%)安の24.46でした。また、VIX3Mは同1.27(4.18%)安の29.10で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(0.59%)安の0.84と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。一方、18日の日本では、プット・コールレシオは0.51と前日比変わらずでした。(なお、同レシオの7月9日から16日までの異常値(過去にない値)とも思える数値は、計算上は正しい数値だということです。プット・コールレシオの算出元の1つである国内個別株を対象とするeワラントの取引が停止となっていることや、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で市場のボラティリティが高まっていたことなどの要因から、プット・コールレシオは大きくブレやすいやすい状況となっていたということです。)新高値銘柄数は50、新安値銘柄数は5、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は92.52と、前日の85.15からやや上昇しています。同レシオは7月15日まで6日連続で70%台となっていましたが、16、17日と2日連続で80%台になり、20日には90%台を回復しました。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線20日現在「水平」です。一方、転換線も「水平」です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上し「好転」を継続しています。また、引き続き雲の上では推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できませんが、直近では6月18日にクロスしたままです。また、20日現在のMACD(12日-26日)は201.29と前日の207.36からやや低下、シグナル(9日)も119.75と前日の201.51からやや低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は1.54と前日の5.85から低下したものの、4日連続でプラスを維持し、「買い」継続となっています。だだし、MACDとシグナルとのデッドクロス目前ではあります。

 

米国株式市場で特にナスダックが強い動きとなったことで、本日の東京株式市場でも、IT関連株が買われそうです。そして、それが日経平均を押し上げることでしょう。想定レンジは22800円±200円程度です。ただし、日本は23日から4連休です。日本が連休中の海外市場急変リスクを回避したい投資家が多いとみられるため、市場参加者は通常よりも激減うる見通しです。よって、閑散相場になるでしょう。

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