7日の海外動向と各種テクニカル指標 ダウ上昇もナスダックは反落、225先物は22450円
8日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比110円高の22450円、高値は終値、安値は7日18時14分の22250円でした。7日のNYダウは6日続伸、前日比46.50ドル高の27433.48ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は8日ぶりに反落、同97.09ポイント安の11010.98ポイントでした。トランプ米大統領が6日、「TikTok」と「微信」を運営する企業との取引を禁じる大統領令に署名したことに加え、7日に香港政府の行政長官らに制裁を科すと米政府が発表したことが懸念材料視されていました。また、7日午後には米政権と野党・民主党指導部の協議が物別れに終わったと伝わったことも重しでした。なお、7月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比176万3000人増と、増加幅は市場予想の148万人を上回り、失業率は10.2%と3カ月連続で低下し、市場予想の10.6%を下回りました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の9月物は前日比0.73ドル安の1バレル41.22ドルでした。NY金先物相場は6日ぶりに反落、12月物は前日比41.4ドル安の1トロイオンス2028.0ドルでした。NY円相場は4日ぶりに反落、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=105円85~95銭でした。
7日のVIX指数は前日比0.44(1.94%)安の22.21でした。また、VIX3Mは同0.08(0.28%)高の28.28で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(2.22%)安の0.79と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)<オプション価格を基に計算しますが、目先の相場が上昇する確率を、下落する確率がどれだけ上回っているかを表す。目先の相場が大きく下落する確率が高まると、Skew指数は大きくなる。>は、前日比2.00(1.41%)安の139.75でした。
一方、6日の日本では、プット・コールレシオは19.32と前日の17.63から上昇しました。(なお、同レシオの7月9日から16日まで、また、7月22日以降の異常値(過去にない値)とも思える数値は、計算上は正しい数値だということです。プット・コールレシオの算出元の1つである国内個別株を対象とするeワラントの取引が停止となっていることや、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で市場のボラティリティが高まっていたことなどの要因から、プット・コールレシオは大きくブレやすいやすい状況となっていたということです。)新高値銘柄数は27、新安値銘柄数は17、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は89.77ろ前日の85.43からやや上昇し、且つ80%台を維持しています。同レシオは7月15日まで6日連続で70%台となっていましたが、16、17日と2日連続で80%台になり、20日には90%台を回復しましたが、21日から29日まで再び80%台で推移していましたが、30日、31日には70%台での推移になっていました。そして、8月3日、4日、5日、6日、7日と5日連続で80%台での推移です。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は7日現在「水平」継続です。転換線は「下向き」から「水平」に転換しました。転換線と基準線は「逆転」状態を継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上しており、「好転」を継続です。また、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できませんが、直近では6月18日にクロスしたままです。また、7日現在のMACD(12日-26日)は6.27と前日の16.70から低下、シグナル(9日)は55.76と前日の75.96から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス49.49と前日のマイナス59.26から上昇したものの、「売り」継続です。
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