9月30日の海外動向と本日の相場見通し 米国株反発で日経平均も反発へ
1日の大阪ナイトセッションの日経先物12月物は前日比110円高の23290円、高値は1日03時09分の23380円、安値は9月30日17時07分の23170円でした。9月30日のNYダウは反発、前日比329.04ドル高の27781.70ドルでした。ナスダック総合株価指数も同82.26ポイント高の11167.51ポイントと反発しました。ムニューシン米財務長官は9月30日、投資家向け会合で「(追加経済対策の)合意に向けて真剣に取り組んでおり、合意は可能だという希望を持っている」と述べたことが買い材料になりました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の11月物は前日比0.93ドル高の1バレル40.22ドルでした。NY金先物相場は3日ぶりに反落、12月物は前日比7.7ドル安の1トロイオンス1895.5ドルでした。NY円相場は反発、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=105円40~50銭でした。
9月30日のVIX指数は前日比0.10(0.38%)高の26.37でした。また、VIX3Mは同0.55(1.77%)高の31.64で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(1.36%)安の0.83と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比2.99(2.41%)安の120.94でした。
一方、9月30日の日本では、プット・コールレシオは1.22と前日の1.17から上昇しました。新高値銘柄数は101、新安値銘柄数は9、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は120.98と前日の128.60から低下しました。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は9月30日現在「上向き」から「水平」に転換しました。転換線も「上向き」から「水平」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上し、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。また、9月30日現在のMACD(12日-26日)は95.52と前日の117.07から低下、シグナル(9日)は126.02と前日の133.65から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス30.50と前日のマイナス16.58から低下し、「売り」継続です。
米国株高を受け、本日の日経平均は反発する見通しです。想定レンジは23300円±200円程度です。ですが、米国東部時間9月30日夕方の取引終了近くになってから、ムニューシン財務長官と民主党は協議を続けるものの、合意に至っていないと報じられると、NYダウは上げ幅を縮小したこともあり、上値は重そうです。
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