1日の海外動向と本日の相場見通し 米国株高を受け、日経平均は堅調に推移
2日の大阪ナイトセッションの日経先物12月物は前日比20円高の23330円、高値は1日20時33分の23360円、安値は1日23時12分の23250円でした。1日のNYダウは続伸、前日比35.20ドル高の27816.90ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸、同159.00ポイント高の11326.51ポイントと、9月3日以来の高値で取引を終えました。1日も経済対策を巡ってムニューシン米財務長官と民主党のペロシ下院議長が協議を続けました「主要項目を巡ってまだ隔たりがある」と伝わったため、景気敏感株が買い控えられました。NY原油先物相場は反落、WTI期近の11月物は前日比1.50ドル安の1バレル38.72ドルでした。NY金先物相場は反発、12月物は前日比20.8ドル高の1トロイオンス1916.3ドルでした。NY円相場は反落、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=105円50~60銭でした。
10月1日のVIX指数は前日比0.33(1.25%)高の26.70でした。また、VIX3Mは同0.08(0.25%)高の31.72で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(1.00%)高の0.84と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比3.16(2.61%)安の117.78でした。
一方、10月1日の日本では、プット・コールレシオは1.29と前日の1.22から上昇しました。東証のシステム障害で、全ての銘柄の取引が停止となりました。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は10月1日現在「水平」継続です。転換線も「水平」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも下に潜り込み、「好転」から「逆転」しました。ですが、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。また、10月1日現在のMACD(12日-26日)は77.55と前日の95.52から低下、シグナル(9日)は116.03と前日の126.02から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス38.48と前日のマイナス30.50から低下し、「売り」継続です。
米国の追加経済対策に関して、与野党が協議を続けていることはポジティブ材料ですが、その一方で「規模や詳細について協議を詰めたが、隔たりが残った」と報じられているため、本日の東京株式市場でも、米与野党協議の先行きを見極めたいとの慎重なムードが強い状況を引き継ぐ見通しです。ちなみに、昨日は東証のシステム障害で、全ての銘柄の取引が停止となりましたが、東証は2日朝、本日の売買について通常通り実施すると発表しました。昨日の取引停止の影響は軽微だとみています。日経平均の想定レンジは23350円±200円程度です。
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