12日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は25日移動平均線の攻防を想定
13日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比40円高の19150円、高値は13日04時58分の19170円、安値は13日01時10分の18940円でした。12日のＮＹダウは反落、前日比63.28ドル安の19891.00ドルでした。一時同183.81ドル安の19770.47ドルまで下落しました。前日のトランプ次期米大統領の記者会見が失望されました。しかし、大幅減税や規制緩和への期待を背景に、安値圏では押し目買いが入りしました。ＮＹ原油先物相場は続伸、ＷＴＩ期近の２月物は前日比0.76ドル高の１バレル53.01ドルでした。サウジアラビアが原油の産出量を過去22カ月で最も少ない日量1000万バレル以下に減らしたと伝わったことが好感されました。ＮＹ円相場は１ドル＝114円65～75銭、70銭の円高・ドル安でした。
ＮＹダウが下げ渋ったことや、1ドル＝113円台に突っ込んだドル/円相場が114円台後半の円安に振れたことで、本日の日経平均は底堅い動きが見込まれます。ですが、昨日終値は19134.70円と、25日移動平均線（12日現在19192.69円）を割り込みました。よって、25日移動平均線の攻防を予想し、想定レンジは同線±200円です。ドル/円相場の値動きが激しくなっていますので、日経平均のボラティリティは上昇する可能性があります。なお、本日は、株価指数オプションとミニ日経先物１月物ＳＱ算出日です。日経平均がＳＱ値より上で推移するなら強い動き、下で推移するようなら下値不安が強まりそうです。
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