6日の海外動向と本日の相場見通し 追加の米経済対策の成立期待が後退、日経平均も下落へ

7日の大阪ナイトセッションの日経先物12月物は前日比140円安の23260円、高値は6日22時03分の23430円、安値は7日04時07分の23220円でした。6日のNYダウは反落、前日比375.88ドル安の27772.76ドルでした。ナスダック総合株価指数は反落、同177.88ポイント安の11154.60ポイントでした。トランプ米大統領がツイッターに「大統領選後まで追加の経済対策の協議を中止するように交渉担当者に伝えた」と投稿したため、早期の追加経済対策の成立期待が後退し、ハイテク株中心に売りが加速しました。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の11月物は前日比1.45ドル高の1バレル40.67ドルでした。NY金先物相場は反落、12月物は前日比11.3ドル安の1トロイオンス1908.8ドルでした。NY円相場は反発、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=105円60~70銭でした。

 

10月6日のVIX指数は前日比1.52(5.44%)高の29.48でした。また、VIX3Mは同0.60(1.92%)安の31.88で、VIX/VIX3Mレシオは同0.03(3.45%)高の0.92と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比0.52(0.44%)高の120.05でした。

 

一方、10月6日の日本では、プット・コールレシオは1.86と前日の1.81から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は121.28と前日の118.0から上昇しました。新高値銘柄数は51、新安値銘柄数は5でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は10月6日現在「水平」継続です。転換線も「水平」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上中で、「好転」継続です。そして、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。また、10月6日現在のMACD(12日-26日)は60.24と前日の50.71から上昇、シグナル(9日)は84.77と前日の93.52から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス24.53と前日のマイナス42.81から上昇したものの、「売り」継続です。

 

米下院の司法委員会が6日、巨大ハイテク企業に対する反トラスト法調査の報告書を提出し、企業分割を含む規制の強化を求めたため、調査対象のアマゾン、フェイスブック、グーグル親会社のアルファベット、アップルは軒並み売られました。さらに、トランプ米大統領が6日午後、追加の経済対策の協議について「大統領選後まで中止するよう交渉担当者に指示した」とツイッターに投稿したことが嫌気され、6日のNYダウやナスダック総合指数が大幅に下落しました。このため、本日の日経平均は反落するでしょう。想定レンジは23250円±250円程度です。

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