12日の海外動向と本日の相場見通し 米株下落、日経平均も流石に9日ぶりに反落見通し

13日の大阪ナイトセッションの日経平均先物12月物は前日比100円安の25260円、高値は12日18時58分の25480円、安値は13日05時04分の25210円でした。12日のNYダウは続落した。前日比317.46ドル安の29080.17ドルでした。ナスダック総合株価指数は反落、同76.842ポイント安の11709.589ポイントでした。12日、バイデン次期大統領の新型コロナ対策のアドバイザーが「全米で4~6週間のロックダウンが必要になるかもしれない」と述べたとも伝わったことや、米CNBCが12日、「数カ月以内の成立は難しい」と報じたことが嫌気されました。NY原油先物相場は4日ぶりに反落、WTI期近12月物は前日比0.33ドル安の1バレル41.12ドルでした。NY金先物相場は反発、12月物は前日比11.7ドル高の1トロイオンス1873.3ドルでした。NY円相場は続伸、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=105円10~20銭でした。

 

12日のVIX指数は前日比1.90(8.10%)高も25.35でした。また、VIX3Mは同1.60(6.25%)高の27.22で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(1.75%)高の0.93と、7日連続で1を割り込んでいます。米国株式市場が落ち着きを取り戻しています。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.95(1.51%)高の131.42でした。

 

一方、12日の日本では、プット・コールレシオは0.77と前日の0.76から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は94.96と前日の96.32から低下しました。新高値銘柄数は84、新安値銘柄数は3でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は12日現在「上向き」継続です。転換線も「上向き」継続です。転換線と基準線は「一致」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は、「水平」継続です。また、12日現在のMACD(12日-26日)は444.29と前日の366.82から上昇、シグナル(9日)は165.82と前日の120.72から上昇、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は278.47と前日の246.10から上昇し、「買い」継続です。

 

米国株の上昇が一服したことで、昨日まで8連騰した日経平均も流石に9日ぶりに反落しそうです。ですが、下値を売り叩く材料も見当たりません。前日比1%超~2%程度の押しがあっても、これまでの短期急騰の値幅を考えれば、それは健全な調整の範疇でしょう。日経平均の想定レンジは25300円±300円程度です。

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