2021年1月4日の海外動向と本日の相場見通し 売り圧力は強いが日経平均の下値は堅い

2021年1月5日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比220円安の27100円、高値は4日23時05分の27440円、安値は5日02時15分の27030円でした。4日のNYダウは3日ぶりに反落、前営業日の昨年12月31日比382.59ドル安の30223.89ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同189.835ポイント安の12698.447ポイントでした。5日のジョージア州の上院決選投票を前に、選挙の不透明感から売りが優勢でした。NY原油先物相場は4日ぶりに反落、WTI期近の2月物は前営業日の昨年12月31日比0.90ドル安の1バレル47.62ドルでした。NY金先物相場は4日続伸、2月物は前営業日比51.5ドル高の1トロイオンス1946.6ドルでした。NY円相場は反発、前営業日の昨年12月31日比15銭円高・ドル安の1ドル=103円10~20銭でした。

 

2020年12月31日のNYダウは続伸、前日比196.92ドル高の30606.48ドルと過去最高値を更新しました。ナスダック総合株価指数は同18.280ポイント高12888.282ポイントでした。S&P500種株価指数は続伸、同24.03ポイント高の3756.07ポイントと過去最高値でした。NY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の21年2月物は前日比0.12ドル高の1バレル48.52ドルでした。NY金先物相場は3日続伸、21年2月物は前日比1.7ドル高の1トロイオンス1895.1ドルでした。NY円相場は3日ぶりに反落、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=103円25~35銭でした。

 

2021年1月4日のVIX指数は前日比4.22(18.55%)高の26.97でした。また、VIX3Mは同2.98(11.79%)高の28.26で、VIX/VIX3Mレシオは同0.05(6.05%)高の0.95と、1を割り込んでいます。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比3.99(2.70%)高の143.84でした。

 

一方、2021年1月4日大発会の日本では、プット・コールレシオは0.42と前日の0.60から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は94.78と前日の100.90から低下しました。新高値銘柄数は61、新安値銘柄数は20でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は2021年1月4日現在「上向き」から「水平」に転換しました。転換線は「水平」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」継続です。また、2021年1月4日現在のMACD(12日-26日)は370.13と大納会の368.87から上昇、シグナル(9日)は346.68と大納会の355.69から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス23.45と大納会のプラス13.18から上昇し、「買い」継続です。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。

 

米株安を受け、本日の日経平均は軟調スタートが見込まれます。国内でも東京都中心に首都圏に緊急事態宣言が出る見通しであることも、マインドを悪化させています。さらに、年末までの上昇で過熱感もあり、利食い売りが出やすくなっています。ただし、売り方の買い戻しニーズや、出遅れた投資家の押し目買い意欲の存在を考えると、下値は限定されるでしょう。日経平均の想定レンジは27050円±250円程度です。

カブ知恵厳選おすすめ投資顧問

カブ知恵スタッフが実際に登録し、情報提供を受けている投資顧問をピックアップ!短期取り組みに強い投資顧問、材料株に強い投資顧問、人気テーマをいち早く配信する投資顧問、ファンドなど機関の取り組み状況を配信する投資顧問、狙い目IPO銘柄を教えてくれる投資顧問、それぞれに特徴やメリットがあります。基本的な情報配信はメルマガ登録だけの無料で受け取ることができますので試してみるといいでしょう。おすすめです。

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ