13日の海外動向と本日の相場見通し 米追加経済対策への期待と米長期金利上昇一服が買い材料
14日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比40円安の28420円、高値は14日04時33分の28490円、安値は13日21時54分の28350円でした。13日のNYダウは反落、前日比8.22ドル安の31060.47ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸、同56.517ポイント高の13128.951ポイントでした。景気敏感株には利益確定売りが出ました。NY原油先物相場は7日ぶりに反落、WTI期近の2月物は前日比0.30ドル安の1バレル52.91ドルでした。NY金先物相場は反発、2月物は同10.7ドル高の1トロイオンス1854.9ドルでした。NY]円相場は反落、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=103円85~95銭でした。
13日のVIX指数は前日比1.12(4.80%)安の22.21でした。また、VIX3Mは同0.65(2.48%)安の25.55で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(2.38%)安の0.87と、1を割り込んでいます。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比0.06(0.04%)安の139.93でした。
一方、13日の日本では、プット・コールレシオは0.25と前日の0.27から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は104.47と前日の102.41から上昇しました。新高値銘柄数は138、新安値銘柄数は4でした。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は13日現在「上向き」継続です。転換線は「上向き」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「水平」継続です。また、13日現在のMACD(12日-26日)は506.90と前日の454.67から上昇、シグナル(9日)は389.30と前日の365.46から上昇、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は117.60と前日の89.21から上昇し、「買い」継続です。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。
バイデン次期大統領は14日に数兆ドル規模の追加経済対策を公表する予定です。この期待が本日の日本株を支える見通しです。また、13日のNY債券市場では、米10年物国債利回りは前日比0.04%低い1.08%で取引を終えました。昨年12月の米消費者物価指数で、エネルギーと食品を除くコア指数は前年同月比1.6%上昇と3カ月連続で横ばいだったため、米国のインフレ圧力の弱さが確認できました。また、30年物国債入札は落札利回りが市場実勢を下回り、入札は「好調」と受け止められました。このため、足元で米長期金利の上昇が一服しました。これは日米のハイテク株にポジティブです。日経平均の想定レンジは28700円±300円程度です。
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