10日の海外動向 ダウ高値更新も、ナスダックは反落、大阪ナイトは120円安の29300円
11日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比120円安の29300円、高値は10日16時41分の29470円、安値は11日00時44分の29160円でした。10日のNYダウは反発、前日比61.97ドル高の31437.80ドルと過去最高値を更新しました。一方、ナスダック総合株価指数は反落、同35.163ポイント安の13972.534ポイントでした。パウエルFRB議長が10日午後の講演で「緩和的な金融政策を忍耐強く続けることが重要だ」と述べたことは相場の下支え要因でした。NY原油先物相場は8日続伸、WTI期近の3月物は前日比0.32ドル高の1バレル58.68ドルでした。NY金先物相場は4日続伸、4月物は前日比5.2ドル高の1トロイオンス1842.7ドルでした。NY円相場は4日ぶりに反落、前日比05銭円安・ドル高の1ドル=104円55~65銭でした。
10日のVIX指数は前日比0.36(1.66%)高の21.99でした。また、VIX3Mは同0.38(1.40%)高の27.49で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.26%)高の0.80と、10日連続で1を下回っています。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しました。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比0.73(0.52%)安の139.33でした。
10日の日本では、プット・コールレシオは0.22と前日の0.19から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は124.50と前日の124.12から上昇しました。新高値銘柄数は84、新安値銘柄数は0でした。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は10日現在「上向き」から「水平」に転換です。転換線も「上向き」から「水平」に転換です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「水平」継続です。また、10日現在のMACD(12日-26日)は464.40と前日の426.83から上昇、シグナル(9日)は365.78と前日の367.44から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は98.62と前日の59.39から上昇し、「買い」継続です。(買い転換は2月9日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。
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