1日の海外動向と本日の相場見通し 米長期金利上昇一服、米国株高、日経も続伸へ

1日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比270円高の29850円、高値は2日04時53分の29900円、安値は1日20時53分の29480円でした。1日のNYダウは大幅反発、前週末比603.14ドル高の31535.51ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸、同396.484ポイント高の13588.829ポイントでした。米下院が2月27日に1.9兆ドルの経済対策を可決しました。また、1日発表の2月のISM製造業景況感指数は60.8で前月から2.1ポイント上昇し、市場予想の「ほぼ横ばい」を上回り、18年2月以来の高水準でした。先週、一時1.61%まで急上昇した米10年物国債利回りが、1日は1.4%台前半を中心に落ち着いた動きでした。これらが買い材料になりました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の4月物は前週末比0.86ドル安の1バレル60.64ドルでした。NY金先物相場は5日続落、4月物は前週末比5.8ドル安の1トロイオンス1723.0ドルでした。

 

1日のVIX指数は前日比4.60(16.46%)安の23.35でした。また、VIX3Mは同2.82(9.53%)安の26.78で、VIX/VIX3Mレシオは同0.07(7.66%)安の0.87と、1を下回っており、且つ、足元で急低下したため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性がやや低下しつつあります。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比5.10(3.74%)高の141.33でした。

 

1日の日本では、プット・コールレシオは0.49と前日の0.47から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は107.34と前日の102.58から低下しました。新高値銘柄数は29、新安値銘柄数は3でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は1日現在「水平」を継続しています。転換線は「下向き」から「水平」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」継続です。また、1日現在のMACD(12日-26日)は431.26、シグナル(9日)は581.32、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス150.06で、「売り」継続です。(売り転換は2月24日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。

 

米国株高を受け、本日の日経平均は続伸する見通しです。想定レンジは29850円±500円程度です。1日の米10年物国債利回りは前週末比0.01%上昇の1.42%で取引を終えましたが、1.4%前半で安定的に推移したことが買い安心材料です。このため、我が国でも高PERのハイテク株中心にグロース株が買い戻されるでしょう。また、緊急使用が許可された、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは、1回接種で効果があり、冷蔵庫で保管が可能など扱いやすいため、ワクチン普及が加速するとの見方が強まっていることは、景気敏感株にとってポジティブです。また、日本国内でも、政府は1日、65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチンの接種について、市町村が手続きのための接種券を4月23日ごろまでに送付すると公表したことも国内経済正常化に関してポジティブ材料です。

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