4月30日の海外動向と各種テクニカル指標
4月30日のシカゴ日経平均先物6月物は4月30日の大証終値比30円安の28850円でした。4月30日のNYダウは反落、前日比185.51ドル安の33874.85ドルでした。ナスダック総合株価指数も反落、同119.865ポイント安の13962.681ポイントでした。バイデン米政権が5月4日からインドから米国への入国を制限すると30日に伝わったことや、4月30日発表の中国の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月比で2カ月ぶりに低下したこと、さらに、足元の世界的な半導体不足などが嫌気されたもようです。NY原油先物相場は4日ぶりに反落、WTI期近の6月物は前日比1.43ドル安の1バレル63.58ドルでした。NY金先物相場は4日続落、6月物は前日比0.6ドル安の1トロイオンス1767.7ドルでした。NY円相場は続落、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=109円25~35銭でした。
4月30日のVIX指数は前日比1.00(5.68%)高の18.61でした。また、VIX3Mは同0.76(3.57%)高の22.07で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(2.04%)高の0.84と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比7.02(5.04%)高の146.32でした。
4月30日の日本では、プット・コールレシオは0.21と前日の0.18から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は82.96と前日の89.25から低下しました。新高値銘柄数は41、新安値銘柄数は192でした。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は4月30日現在「水平」から「上向き」に転換しました。転換線は「水平」を継続しました。転換線と基準線は「逆転」を継続しました。遅行スパンは26日前の日足を上回っており、「好転」を継続しました。ただし、引き続き「雲の中」で推移しています。また、先行スパンのクロスは、2021年5月31日です。先行スパン2は「上向き」を継続しました。また、4月30日現在のMACD(12日-26日)はマイナス133.17、シグナル(9日)はマイナス50.71、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス82.47と、「売り」を継続しました。(売り転換は4月15日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。
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