6月8日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

本日の個別銘柄動向コメント

エーザイ(4523)

6月7日、米食品医薬品局(FDA)は、米製薬会社バイオジェンと日本の製薬大手エーザイが共同開発したアルツハイマー病の治療薬「アデュカヌマブ」を承認したと発表しました。これが買い材料視されるでしょう。アルツハイマー病の原因と考えられている物質を除去する働きがあり、世界初の根本治療薬になると期待する声があるそうです。また、同社は、6月7日、「「レンビマ」(レンバチニブ)と「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)の併用療法について進行性腎細胞がんの一次治療として対照薬のスニチニブに対して評価する臨床第Ⅲ相CLEAR試験/KEYNOTE-581試験の最新の解析結果を米国臨床腫瘍学会年次総会(2021 ASCO Annual Meeting)において発表」も公表しています。

 

山大(7426)・セブン工業(7896)・テーオーホールディングス(9812)

6月1日、NHKが「身の回りのさまざまな場面に広がっている新型コロナウイルスの影響。それは「木材の価格」にまで及んでいました。必要な木材が手に入らない!そんな事例が出るほど高騰し、“オイルショック”ならぬ“ウッドショック”とまで言われています。最前線を取材しました。」、また、3日にFNNプライムオンラインが「「仕事はあるけど資材が無い」ウッドショック” 秋田県内への影響」などと報じたことが、引き続き買い材料視されそうです。

 

マネーフォワード(3994)

東京証券取引所は6月7日、東証マザーズ上場のマネーフォワード(3994)を6月14日付で東証1部に市場変更すると発表しました。これが買い材料になるでしょう。

 

多摩川ホールディングス(6838)

6月7日、「5G高度化研究におけるミリ波無線基地局、端末の採用に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されるでしょう。同社子会社である株式会社多摩川電子は、第5世代移動通信システム(5G)を初め、無線通信分野で需要が高まる、ミリ波製品の開発、設備投資、及び受注強化に努めてきました。その成果として、開発したミリ波無線基地局と端末のハードウェアが、国が推進する次世代の無線通信研究開発プロジェクトに参画する企業により、主要な実験機器として採用されたことを公表しました。

 

相場観

6月7日の日経平均は前週末比77.72円(0.27%)高の29019.24円と、小幅に反発しました。5日移動平均線(7日現在28955.87円)、25日移動平均線(同28638.14円)を上回っています。ただし、75日移動平均線(同29203.68円)は下回っており、抵抗線として意識されています。なお、6月8日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比130円高の29150円、高値は8日02時31分の29160円、安値は7日23時31分の28940円でした。7日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は101.28と前日の98.98から上昇しました。新高値銘柄数は138、新安値銘柄数は31でした。また、6月7日現在のMACD(12日-26日)はプラス20.52と前日のプラス1.07から上昇し、シグナル(9日)はマイナス89.63、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス110.15と、「買い」を継続しました。これは2021年5月24日に買い転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。

 

7日の米国株式市場では、NYダウは反落、前週末比126.15ドル安の34630.24ドルでした。一時34820.91ドルまで上昇し、5月7日に付けた終値ベースの過去最高値34777.76ドル)を上回ったものの、利益確定売りに押されました。一方、ナスダック総合株価指数は続伸し、同67.232ポイント高の13881.721ポイントでした。ナスダック高を受けて、本日の日経平均は堅調に推移するでしょう。想定メインレンジは、6月7日安値28973.05円~75日移動平均線(7日現在29203.68円)です。

 

物色面では、「バイオ」関連が人気化するとみています。というのは、米食品医薬品局(FDA)が6月7日、エーザイ(4523)と米バイオジェンが共同で開発するアルツハイマー型認知症治療薬候補について、承認申請を認めると発表したことをきっかけに、バイオセクターへの投資家の関心が高まる可能性があるからです。具体的には、エーザイ(4523)、シンバイオ(4582)、ジーエヌアイ(2160)、メディネット(2370)、アイロムG(2372)、アンジェス(4563)、オンコセラピ(4564)、そーせい(4565)、ナノキャリア(4571)、カルナバイオ(4572)、ラクオリア(4579)、オンコリス(4588)、サンバイオ(4592)、デルタフライ(4598)、ステムリム(4599)、モダリス(4883)などです。

 

また、“ウッドショック”関連の人気も継続しそうです。具体的には、山大(7426)、テーオーホールディングス(9812)、セブン工業(7896)、東京ボード工業(7815)、ウッドワン(7898)などです。

 

一方、6月7日の東証マザーズ指数は前日比14.60p(1.30%)高の1134.33pと、大幅反発しました。5日移動平均線(7日現在1134.61p)、75日移動平均線(同1188.46p)共に下回っています。一方、25日移動平均線(同1128.84p)は上回っています。出来高は5782万株、売買代金は1007億円でした。5月12日に、2021年3月9日の1113.58と、2020年12月22日の1125.60に挟まれた「中期的な下値サポートゾーン」を割り込んだことで、底割れとなり、調整が長期化するリスクが高まっていましたが、このゾーン上限の1125.60pを5月21日に終値で上抜けたことで、調整一巡感が強まりました。よって、5月17日の1040.58pが当面の底値となる見通しです。

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