3月2日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
3月1日の日経平均は前日比317.90円(1.20%)高の26844.72円と、大幅に3日続伸しました。5日移動平均線(1日現在26453.69円)は上回っています。一方、25日移動平均線(同27026.51円)、75日移動平均線(同28144.82円)、200日移動平均線(同28462.08円)全て下回っています。3月2日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比460円安の26420円、高値は1日16時40分の26950円、安値は2日05時48分の26330円でした。1日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は106.22と前日の106.29から低下しました。新高値銘柄数は23、新安値銘柄数は9でした。また、1日現在のMACD(12日-26日)はマイナス325.53、シグナル(9日)はマイナス284.14でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス41.39でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。
一方、1日の東証マザーズ指数は前日比50.42p(6.95%)高の776.18pと、大幅に3日続伸しました。5日移動平均線(1日現在707.36p)を上回っています。25日移動平均線(同743.20p)を上回りました。一方、75日移動平均線(同921.61p)、200日移動平均線(同1051.60p)共に下回っています。1日の東証マザーズの騰落レシオ(25日移動平均)は95.43でした。新高値銘柄数は2、新安値銘柄数は3でした。また、1日現在のMACD(12日-26日)はマイナス33.29、シグナル(9日)はマイナス42.86でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス9.57でした。これは2月28日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。
1日のNYダウは続落し、前日比597.65ドル安の33294.95ドルでした。ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落し、同218.940ポイント安の13532.459ポイントでした。ロシアが侵攻するウクライナの首都キエフや第2の都市ハリコフで両軍の攻防が激化していることや、ロシア軍の長蛇の車列がキエフに接近しているとの報道を受け、投資家心理が悪化しました。
1日の米10年物国債利回りは前日比0.08%低下し1.74%でした。欧米による厳しいロシア制裁が世界景気を冷やしかねないとの見方が強まり、リスク資産の株式から安全資産の米国債に資金シフトが起こった結果です。また、1日のNY原油先物相場は大幅に続伸し、WTI期近の4月物は前日比7.69ドル高の1バレル103.41ドルでした。一時は106.78ドルと2014年6月以来の高値を付けました。ロシア産の原油や天然ガスの供給が滞るとの見方が買い材料になりました。IEAは1日、加盟国が備蓄している石油を計6000万バレル協調放出すると発表したものの、発表後も相場の上昇は続きました。価格抑制には不十分と判断されたようです。ロシア軍のミサイルなどによる攻撃はウクライナの一般市民に対しても無差別に広がっていると伝わっています。ウクライナ情勢に関しては、一段の攻防の激化が予想されています。リスク資産の株式売り(米株安)、原油高による米個人消費悪化懸念、地政学リスクに高まりなど、外部環境が大幅に悪化しているため、投資マインドも悪化するでしょう。当面の日経平均については、25日移動平均線(1日現在27026.51円)は強力な抵抗として機能しそうです。本日の日経平均の想定レンジは26400円±500円程度です。なお、欧州にはロシアへの与信額が大きい銀行が多く、収益や財務の悪化として跳ね返るリスクが警戒され、1日の欧州株式市場で銀行株の下落が目立ちました。また、1日の米長期金利がほぼ2カ月ぶりの水準に低下し、利ざや悪化懸念から銀行株に売りが広がりました。このため、東京でも銀行株に売り圧力が強まりそうです。
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