5月10日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
5月9日の日経平均は前週末比684.22円(2.53%)安の26319.34円と、大幅反落しました。5日移動平均線(9日現在26675.19円)、25日移動平均線(同27074.27円)、75日移動平均線(同26962.05円)、200日移動平均線(同28044.22円)全て下回っています。5月10日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比380円安の26010円、高値は9日16時34分の26460円、安値は10日04時52分の25930円でした。9日の騰落レシオ(25日移動平均)は80.17でした。新高値銘柄数は55、新安値銘柄数は76でした。また、9日現在のMACD(12日-26日)はマイナス105.19、シグナル(9日)はマイナス39.18でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス66.01でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。
9日のNYダウは大幅に3日続落し、前週末比653.67ドル安の32245.70ドルと、3月8日以来となる年初来安値を更新しました。ナスダック総合株価指数は3日続落し、同521.414ポイント安の11623.248ポイントでした。S&P500種株価指数は同132.10ポイント安の3991.24ポイントと、終値で4000ポイントを下回りました。これは2021年3月以来のことです。米長期金利が早朝に3.20%と、2018年11月以来の水準に上昇したことが嫌気されました。
9日の米国株式市場で主要3株価指数が揃って下落し、年初来安値を更新したため、本日の日経平均は軟調に推移する見通しです。日経平均の想定レンジは26000円±300円程度です。9日発表の中国の4月の貿易統計で輸出が大幅に鈍化したことで、中国や世界景気の影響を受けやすい銘柄に売りが出るとみています。また、米長期金利の上昇が止まらないため、ハイテクなど高PERのグロース株にも売りが出そうです。
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