６月29日　カブ知恵　モーニングミーティング議事録

相場観

６月28日の日経平均は前日比178.20円（0.66％）高の27049.47円と、４日続伸しました。５日移動平均線（28日現在26546.70円）、25日移動平均線（同26984.02円）、75日移動平均線（同26882.83円）、100日移動平均線（同26862.24円）を上回っています。一方、200日移動平均線（同27869.27円）は下回っています。６月29日の大阪証券取引所における日経平均先物９月物の夜間取引終値は前日比300円安の26770円、高値は28日19時56分の27220円、安値は29日04時51分の26740円でした。28日の騰落レシオ（６日移動平均）は249.10でした。新高値銘柄数は76、新安値銘柄数は1でした。また、28日現在のＭＡＣＤ（12日－26日）はマイナス134.56、シグナル（9日）はマイナス164.61でした。ヒストグラム（＝MACD －シグナル）は30.06と、プラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー（株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。）は２日です。ちなみに、６月28日時点の当社の「天井確認10項目」のうち「５つ」（前日は４つ）が点灯している状況です。

28日のＮＹダウは続落し、前日比491.27ドル安の30946.99ドルでした。引け間際にこの日のほぼ最安値まで下げ、午前の高値31885.09ドルからの下落幅は一時950.76ドルに達しました。ナスダック総合株価指数も続落し、同343.011ポイント安の11181.540ポイントでした。中国政府が28日、入国時の隔離期間の短縮などの行動規制の緩和を発表したことは好材料でした。しかしながら、米カンファレンス・ボードが28日に発表した６月の米消費者信頼感指数が98.7と５月の103.2から低下し、市場予想の100.00も下回ったことで、売りが加速しました。

28日の米国株安は、本日の日本株にネガティブです。ですが、テクニカル的に、日経平均は6月21日の上昇で５日移動平均線を上抜き、28日まで連日上回ったままです。短期需給が好転しています。本日は５日移動平均線（28日現在26546.70円）を上回って推移できれば、下値は限定されるでしょう。一方、25日移動平均線（同26984.02円）から上は重そうです。27日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.98（4.31％）安の21.75でした。本日の日経平均の想定レンジは前日終値27049.47円±400円程度です。

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