7月7日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

相場観

7月6日の日経平均は前日比315.82円(1.20%)安の26107.65円と、3日ぶりに大幅反落しました。5日移動平均線(6日現在26202.72円)、25日移動平均線(同26809.89円)、75日移動平均線(同26960.58円)、100日移動平均線(同26804.98円)、200日移動平均線(同27771.18円)全て下回っています。7月7日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比250円高の26250円、高値は7日04時35分の26330円、安値は6日18時02分の26030円でした。6日の騰落レシオ(6日移動平均)は75.29でした。新高値銘柄数は35、新安値銘柄数は29でした。また、6日現在のMACD(12日-26日)はマイナス193.76、シグナル(9日)はマイナス169.38でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス24.38でした。これは7月4日にマイナス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、6日時点の当社の「天井確認10項目」のうち「1つ」(前日も1つ)、「大底確認10項目」のうち「1つ」(前日も1つ)が点灯している状況です。

 

6日のNYダウは反発し、前日比69.86ドル高の31037.68ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同39.614ポイント高の11361.852ポイントでした。FRBが午後に公表した 6月のFOMC議事要旨では、参加者が次回7月の会合で「0.5%か0.75%の利上げが適切になるだろう」とみていたことがわかりました。しかしながら、この程度の内容は市場の事前の想定の範囲内で、嫌気材料とはなりませんでした。

 

6日の米国株は、本日の日経平均にポジティブです。しかしながら、昨日の日経平均は3日ぶりに大幅反落し、5日移動平均線を下回り、25日移動平均線を下回ったままです。つまり、短期需給は悪化したままです。また、5日移動平均線が下向きを継続しています。なお、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が6月30日の26393.04円を上回る必要があります。現時点で、そこまで上昇する確率は5分5分とみています。このため、本日のテクニカル上の注目ポイントは5日移動平均線が下降を継続するか否かです。5日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比1.51(6.72%)高の23.97でした。下値不安はやや強まったようです。本日の日経平均の想定レンジは前日終値26107.65円±400円程度です。米国株高は追い風ですが、ETF分配金資金捻出売り懸念もあり、引き続き、日経平均の上値は重そうです。その一方で、7月1日安値は25841.75円、4日安値は25945.83円、6日安値は26051.19円と、下値が切り上がっています。つまり、下値を固めつつあるともみています。一方、6日のWTI期近の8月物は前日比0.97ドル安の1バレル98.53ドルでした。一時は95.10ドルと期近物として3カ月ぶりの安値をつけました。NY金先物相場は7日続落し、8月物は前日比27.4ドル安の1トロイオンス1736.5ドルでした。一時は1730.7ドルと、中心限月として昨年9月下旬以来9カ月ぶりの安値をつけました。非鉄や鋼材の価格も軒並み安くなっており、商品相場が変調をきたしています。このため、コモディティ関連への売り圧力は強まりそうです。

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