12月7日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
12月6日の日経平均は前日比65.47円(0.24%)高の27885.87円と、小幅続伸しました。5日移動平均線(6日現在27935.85円)、25日移動平均線(同27894.57円)を下回っています。一方、75日移動平均線(同27623.50円)、100日移動平均線(同27636.64円)、200日移動平均線(同27211.53円)全て上回っています。12月7日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比200円安の27660円、高値は6日17時15分の27910円、安値は7日04時37分の27550円でした。12月6日の騰落レシオ(6日移動平均)は41.64%でした。新高値銘柄数は11、新安値銘柄数は37でした。また、MACD(12日-26日)は128.77、シグナル(9日)は206.12でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス77.35でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうち「3つ」(前日は4つ)が点灯している状況です。
6日のNYダウは続落し、前日比350.76ドル安の33596.34ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日続落し、同225.047ポイント安の11014.890ポイントでした。相次ぐ好調な経済指標の発表を受け、FRBの利上げが長期化し、米景気を冷やすとの懸念が強まり、リスクアセットの株式が売られました。また、欧州連合(EU)が個人情報保護のための一段の規制強化を決めたと6日にウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことも、悪材料でした。
6日の米国株が軟調のため、本日の東京株式市場は調整が続く見通しです。日経平均については、5日移動平均線自体が11月30日に下向きに転じ、12月6日も下向きのままです。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が11月30日の27968.99円を上回る必要があります。ハードルが高く、難しそうです。12月6日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比4.04(21.97%)高の22.43でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは12月6日終値27885.87円±400円程度です。それにしても、昨日は、小型グロース株の弱さが際立っていました。マザーズ総合指数は前日比12.83ポイント(1.63%)安の774.15ポイント、東証グロース市場指数は同16.05ポイント(1.61%)安の983.79ポイントでした。小型グロース株への個人の関与率はプライム市場に比べて非常に高いため、足元で個人投資家の手の内、マインドは相当悪化しつつあると観測されます。このため、チャートが崩れ(株価が25日移動平均線を下回って、且つ25日移動平均線が下向き等)、信用買い残が積み上がっている、6月~7月が高値で今後、信用高値絶対期日を迎える銘柄群は、アンタッチャブルだと思います。
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