12月15日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
12月14日の日経平均は前日比201.36円(0.72%)高の28156.21円と、続伸しました。5日移動平均線(14日現在27885.77円)、25日移動平均線(同27958.01円)、75日移動平均線(同27549.63円)、100日移動平均線(同27707.58円)、200日移動平均線(同27229.82円)全て上回っています。12月15日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比190円安の27890円、高値は15日03時39分の28110円、安値は15日04時34分の27820円でした。14日の騰落レシオ(6日移動平均)は144.30%でした。新高値銘柄数は47、新安値銘柄数は9でした。また、MACD(12日-26日)は74.36、シグナル(9日)は94.99でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス20.63でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうち「1つ」(前日は2つ)、「天井確認10項目」のうち「3つ」(前日はゼロ)が点灯している状況です。
14日のNYダウは3日ぶりに反落し、前日比142.29ドル安の33966.35ドルでした。ナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落し、同85.928ポイント安の11170.886ポイントでした。FRBは14日に開いたFOMCで、利上げ幅をこれまでの0.75%から0.5%に縮小しました。しかし、政策金利見通しでは2023年末の予想が9月時点の4.6%から5.1%に引き上げられました。そして、パウエル議長は会合後の記者会見で、インフレ率を目標の2%に戻すために「継続的に利上げすることが適切であると引き続き考えている」と述べ、タカ派姿勢を崩しませんでした。これが嫌気されました。
14日の米国株が軟調だったため、本日の東京株式市場も軟調に推移する見通しです。日経平均については、5日移動平均線自体が12月9日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が12月8日の27574.43円を下回る必要があります。ハードルが低いため、下向きに転じることはなさそうです。12月14日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比1.84(9.71%)安の17.11でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは12月14日終値28156.21円±400円程度です。グロース株については、当面は、ナスダックの動向に加え、ANYCOLOR(5032)の株価動向が左右するとみています。同社株が底打ち(リバウンド)するようならグロース市場のムードは好転、下げ渋り(横ばい)なら中立要因、下落継続ならムードは悪化する見通しです。その影響は、直近IPOや、人気グロース株に顕著に出るとみています。ちなみに、14日の同社株の終値は前日比40円(0.52%)高の7660円でした。なお、例年12月相場に関しては、個人投資家からの節税売りが断続的に出る見込みのため、チャートが崩れ(株価が25日移動平均線を下回って、且つ25日移動平均線が下向き等)、信用買い残が積み上がっている、6月~7月が高値で今後、信用高値絶対期日を迎える銘柄群は、少なくとも、年内受け渡し最終日の12月28日を通過するまでは、アンタッチャブルだと思います。
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