12月16日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
12月15日の日経平均は前日比104.51円(0.37%)安の28051.70円と、3日ぶりに反落しました。5日移動平均線(15日現在27981.22円)、25日移動平均線(同27971.42円)、75日移動平均線(同27543.93円)、100日移動平均線(同27711.29円)、200日移動平均線(同27235.53円)全て上回っています。12月16日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比350円安の27610円、高値は15日始値16時30分の27940円、安値は16日04時13分の27560円でした。15日の騰落レシオ(6日移動平均)は136.56%でした。新高値銘柄数は60、新安値銘柄数は15でした。また、MACD(12日-26日)は79.09、シグナル(9日)は84.38でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス5.29でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうち「1つ」(前日も1つ)、「天井確認10項目」のうち「2つ」(前日は3つ)が点灯している状況です。
15日のNYダウは続落し、前日比764.13ドル安の33202.22ドルでした。ナスダック総合株価指数も続落し、同360.360ポイント安の10810.526ポイントでした。11月の米小売売上高は前月比0.6%減と市場予想の0.3%減より悪化したことが嫌気されました。また、パウエルFRB議長が前日の会見でタカ派姿勢を強調したことも投資家心理を冷え込ませました。
15日の米国株が軟調だったため、本日の東京株式市場も軟調に推移する見通しです。日経平均については、5日移動平均線自体が12月9日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が12月9日の27901.01円を下回る必要があります。ハードルが高いため、下向きに転じることになりそうです。12月15日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.80(4.68%)安の16.31でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは12月15日終値28051.70円±400円程度です。グロース株については、当面は、ナスダックの動向に加え、ANYCOLOR(5032)の株価動向が左右するとみています。同社株が底打ち(リバウンド)するようならグロース市場のムードは好転、下げ渋り(横ばい)なら中立要因、下落継続ならムードは悪化する見通しです。その影響は、直近IPOや、人気グロース株に顕著に出るとみています。ちなみに、15日に決算を発表した同社株の夜間取引終値は通常取引終値比820円(10.99%)安の6640円でした。なお、例年12月相場に関しては、個人投資家からの節税売りが断続的に出る見込みのため、チャートが崩れ(株価が25日移動平均線を下回って、且つ25日移動平均線が下向き等)、信用買い残が積み上がっている、6月~7月が高値で今後、信用高値絶対期日を迎える銘柄群は、少なくとも、年内受け渡し最終日の12月28日を通過するまでは、アンタッチャブルだと思います。
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