12月19日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

 

12月16日の日経平均は前日比524.58円(1.87%)安の27527.12円と、大幅続落しました。5日移動平均線(16日現在27906.44円)、25日移動平均線(同27974.66円)、75日移動平均線(同27529.07円)、100日移動平均線(同27708.53円)を下回っています。一方、200日移動平均線(同27240.91円)は上回っています。12月17日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比190円安の27280円、高値は16日始値16時30分の27490円、安値は17日00時37分の27120円でした。16日の騰落レシオ(6日移動平均)は118.24%でした。新高値銘柄数は33、新安値銘柄数は25でした。また、MACD(12日-26日)は40.04、シグナル(9日)は72.51でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス32.47でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は8日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうち「2つ」(前日は1つ)、「天井確認10項目」のうち「1つ」(前日は2つ)が点灯している状況です。

 

16日のNYダウは3日続落し、前日比281.76ドル安の32920.46ドルでした。ナスダック総合株価指数も3日続落し、同105.112ポイント安の10705.414ポイントでした。16日にNY連銀のウィリアムズ総裁がFOMCで示した見通し以上の利上げの可能性に言及したことが嫌気されました。なお、16日は株価指数と個別株の先物・オプション取引の清算期限が重なる「クアドルプル・ウィッチング」でした。

 

16日の米国株が軟調だったため、本日の東京株式市場も軟調に推移する見通しです。日経平均については、5日移動平均線自体が12月16日に下向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が12月12日の27842.33円を上回る必要があります。ハードルが高いため、下向きを維持することになりそうです。12月16日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比1.45(8.89%)高の17.76でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは12月15日終値28051.70円±400円程度です。グロース株については、当面は、ナスダックの動向に加え、ANYCOLOR(5032)の株価動向が左右するとみています。同社株が底打ち(リバウンド)するようならグロース市場のムードは好転、下げ渋り(横ばい)なら中立要因、下落継続ならムードは悪化する見通しです。その影響は、直近IPOや、人気グロース株に顕著に出るとみています。ちなみに、15日に決算を発表した同社株の夜間取引終値は通常取引終値比820円(10.99%)安の6640円、16日終値は前日比990円安の6470円でした。なお、例年12月相場に関しては、個人投資家からの節税売りが断続的に出る見込みのため、チャートが崩れ(株価が25日移動平均線を下回って、且つ25日移動平均線が下向き等)、信用買い残が積み上がっている、6月~7月が高値で今後、信用高値絶対期日を迎える銘柄群は、少なくとも、年内受け渡し最終日の12月28日を通過するまでは、アンタッチャブルだと思います。

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