3月7日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

6日の日経平均は前週末比310.31円(1.11%)高の28237.78円と大幅続伸しました。5日移動平均線(6日現在27725.24円)、25日移動平均線(同27544.57円)、75日移動平均線(同27291.09円)、100日移動平均線(同27281.87円)、200日移動平均線(同27312.43円)全て上回っています。7日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比60円安の28200円、高値は7日01時55分の28300円、安値は7日05時30分の27170円でした。6日の騰落レシオ(6日移動平均)は161.13%でした。新高値銘柄数は189、新安値銘柄数は3でした。また、MACD(12日-26日)は168.26、シグナル(9日)は118.69でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は49.56でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は2日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうち「8つ」(前日は6つ)が点灯している状況です。

 

6日のNYダウは4日続伸し、前週末比40.47ドル高の33431.44ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同13.27ポイント安の11675.74ポイントでした。パウエルFRB議長が7日に上院、8日に下院で最近の金融政策について証言することで、買い手控え気分が強まりました。個別では、ゴールドマン・サックスが「買い」、目標株価199ドルで銘柄調査を開始したアップルが上昇しました。

 

日経平均については、5日移動平均線自体が1日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が2月28日の27445.56円を下回る必要があります。6日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.41(2.53%)高の16.60でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは6日終値28237.78円±400円程度です。

 

本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で1月30日の27433.40円を下回ることが必要です。また、3日の上昇で、戻りメドだった2月6日の27821.22円を上抜きました。目先の戻りメドとしては昨年11月24日の28502.29円が意識されそうです。逆に、調整が本格化した場合の第1押し目メドは1月23日と1月24日とで空けた窓(26938.28円~27150.43円)埋め水準です。さらに深押しした場合の第2メドは1月20日と1月23日とで空けた窓(26553.53円~26788.76円)埋め水準を想定しています。ただし、現時点においては、調整が本格化するリスクは大幅に低下したとみています。短期的な調整メドは3日と6日と空けた窓(27961.21円~28153.82円)埋め水準です。

 

2日までは、27500円を挟み膠着感が非常に強い状況でしたが、3日に上放れ、6日に大幅続伸しました。先物・オプションのメジャーSQを週末に控え、需給面で買い方が圧倒的に優勢になりました。25日移動平均線の向きが下降転換したら、下方向への警戒をより強めておきたいと考えていますが、6日現在、25日移動平均線は27日連続で上昇中です。

 

「ブルームバーグがエコノミスト49人を対象に2月24日から3月1日まで実施した調査によると、3月9、10日の会合については9割超の46人が金融緩和政策の現状維持を予想している。」そうです。このため、3月会合でのイベントリスクが現時点では低下しているもようです。日経平均については、3日の上昇と6日の大幅続伸を受けて、SQ前後での目先天井形成がメインシナリオです。

 

なお、植田新体制になっても、決定会合でのYCC修正リスク・撤廃リスクは常に警戒される可能性が高いので、4月27・28日、6月15・16日、7月27・28日、9月21・22日、10月30・31日、12月18・19日前後の日本株は、金融政策変更リスクを警戒して、相当不安定になるとみていましたが、YCCが修正され、国債利回りが1%まで上昇するならば、日銀に代わり、民間銀行や生命保険会社等の金融機関が強力な買い手になる見込みのため、我が国金融市場の混乱は回避される可能性が高く、過度に日銀の金融政策の変更に神経質になる必要はなさそうです。

カブ知恵厳選おすすめ投資顧問

カブ知恵スタッフが実際に登録し、情報提供を受けている投資顧問をピックアップ!短期取り組みに強い投資顧問、材料株に強い投資顧問、人気テーマをいち早く配信する投資顧問、ファンドなど機関の取り組み状況を配信する投資顧問、狙い目IPO銘柄を教えてくれる投資顧問、それぞれに特徴やメリットがあります。基本的な情報配信はメルマガ登録だけの無料で受け取ることができますので試してみるといいでしょう。おすすめです。

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ