6月14日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

アイスタイル(3660)

インバウンド関連の好業績銘柄として注目します。2023年5月12日、2023 年6月期の通期連結業績予想を上方修正しました。売上高は425億円(前回予想比6.3%増)、営業利益は8億円(同60.0%増)、経常利益は4億円(同135.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億円(同233.3%増)に上方修正しました。

 

2023年6月期連結業績予想については、収益部門であるOn Platform事業及びBeauty Service事業の成長により、増収ならびに営業利益の黒字化を目指して策定していました。化粧品市場は当初見込んでいたとおり回復傾向にありますが、2022年10月の入国制限緩和に伴うインバウンド需要の増加や、2023年3月のマスク着用が個人判断になったことなどにより、Beauty Service事業の店舗が同社の想定を超えて好調に推移しました。これには、特に大型旗艦店「@cosme TOKYO」でのオンライン・オフラインを一気通貫したブランドキャンペーンにおける販売促進イベントなども寄与しました。これらの結果、連結売上高は過去最高となる見込みであり、連結営業利益においては当初予想を上回る見通しとなりました。

なお、アイスタイルの連結子会社である株式会社アイスタイルリテールは 2023 年 7 月 1 日をもって、東京都内を中心に化粧品専門店「シドニー」を展開する株式会社シドニー)の全株式を取得します。アイスタイルグループでは、今回の株式取得によってリアルなユーザー接点の更なる強化を図るとともに、メディアである@cosmeや各種 SNS、EC である@cosme SHOPPING そしてリアル店舗である@cosme STORE・@cosme TOKYO を一気通貫して活用する化粧品ブランド向けのマーケティングソリューションの拡充に取り組むとのことです。

 

<本日の監視銘柄群>

レカム(3323)、セイノーホールディングス(9076)、ブレインズテクノロジー(4075)、レナサイエンス(4889)、ベステラ(1433)、インフォネット(4444)、アイスタイル(3660)

 

<前日の東京株式市場>

13日の日経平均は前日比584.65円(1.80%)高の33018.65円と大幅に3日続伸しました。5日移動平均線(13日現在32254.57円)、25日移動平均線(同31005.84円)、75日移動平均線(同29010.85円)、100日移動平均線(同28599.16円)、200日移動平均線(同27975.95円)全て上回っています。14日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比370円高の33400円、高値は14日00時23分の33540円、安値は13日16時57分の33060円でした。13日の騰落レシオ(6日移動平均)は127.96%でした。新高値銘柄数は334、新安値銘柄数は5でした。また、MACD(12日-26日)は822.59、シグナル(9日)は752.48でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は70.11でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが5つ(前日も5つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

13日のNYダウは6日続伸し、前日比145.79ドル高の34212.12ドルでした。ナスダック総合株価指数は4日続伸し、同111.40ポイント高の13573.32ポイントでした。5月のCPIの上昇率は前年同月比4.0%と、4月の4.9%から鈍化しました。伸び率は2年2カ月ぶりの低水準でした。食品とエネルギーを除くコア指数も市場予想並みの5.3%上昇と、前月の5.5%から伸びが鈍りました。これを受け、FRBが13~14日のFOMCで政策金利を据え置くとの見方が一段と強まり、株式の買い材料になりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

13日の米国株が堅調だったため、本日の東京株式市場も堅調に推移する見通しです。今週は「中銀ウィーク」ながら、米国株式市場など外部環境が良好で、下がり難く上がり易い投資環境が続いているため、東京株式市場では「踏み上げ相場」が継続する見通しです。なお、国会会期末を21日に控え、衆院解散・総選挙への思惑が燻っていました。しかしながら、岸田文雄首相は13日、「こども未来戦略会議」で決定したことを受けて記者会見を開き、今国会会期末での衆院解散を断行するか問われ、「会期末間近になって、いろんな動きが見込まれる。情勢をよく見極めたい」と述べました。これまで「今は考えていない」と繰り返していただけに、解散・総選挙の可能性はやや高まったように感じます。ですが、高い確率で踏み切るとは思っていません。正直、5分5分かなと思っています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が4月28日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が6月7日の31913.74円を下回る必要があります。

 

4月17日から6月13日まで、25日移動平均線が、39日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月10日の29122.18円を下回ることが必要です。下回ることはないでしょう。

 

ちなみに、6月8日に、「日経平均が5日移動平均線を下回っているものの、5日移動平均線自体が上向き」の状況に変化しましたが、翌9日にはすぐに、「日経平均が5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向き」に変化しました。今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、調整入りのサインと考えています。

 

6月13日の東証グロース市場指数は前日比9.49p(0.94%)高の1024.03pでした。5日移動平均線(13日現在1000.54p)、25日移動平均線(同962.92p)、75日移動平均線(同960.80p)全て上回っています。5日移動平均線は、5月31日に上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、6月7日の1000.39pを下回る必要があります。25日移動平均線は8日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月10日の956.93pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、3日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、2月22日の960.48pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

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