6月15日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
クラウディアホールディングス(3607)
脱コロナの業績回復期待で注目します。2023年8月期第2四半期連結累計期間の売上高は57.99億円(前年同四半期比39.8%増)、営業利益は5.34億円(前年同四半期は営業損失2.45億円)、経常利益は5.65億円(前年同四半期は1,800万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5.29億円(前年同四半期比646.0%増)でした。コロナ禍に伴う行動制限の大幅緩和も手伝い、第1四半期と重なる2022年秋の繁忙期にはコンシューマー各事業の現場で活発な動きがみられました。また、ホールセール事業にも復調がみとめられ、全体として、売上高はコロナ禍前の水準には及ばぬものの順調に回復し、利益は大幅増益となりました。
2023年8月期通期連結業績については、売上高は110.0億円(前期比15.7%増)、営業利益は4.0億円(同284.3%増)、経常利益は3.8億円(同44.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3.2億円(同61.2%減)の見通しです。一方、期末配当については、足元の業績や今後の事業展開、財務状況等を総合的に勘案し、2023年3月31日、配当予想を1株当たり3円から5円に修正しました。
<本日の監視銘柄群>
三菱商事(8058)、三菱重工(7011)、トヨタ(7203)、Hamee(3134)、Link-U(4446)、ステムリム(4599)、モイ(5031)、インフォネット(4444)
<前日の東京株式市場>
14日の日経平均は前日比483.77円(1.47%)高の33502.42円と大幅に4日続伸しました。5日移動平均線(14日現在32572.30円)、25日移動平均線(同31181.05円)、75日移動平均線(同29096.16円)、100日移動平均線(同28666.27円)、200日移動平均線(同27998.81円)全て上回っています。15日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比50円高の33600円、高値は14日19時44分の33760円、安値は15日03時07分の33220円でした。14日の騰落レシオ(6日移動平均)は141.14%でした。新高値銘柄数は372、新安値銘柄数は13でした。また、MACD(12日-26日)は889.84、シグナル(9日)は777.31でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は112.53でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが7つ(前日は5つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
14日のNYダウは7日ぶりに反落し、前日比232.79ドル安の33979.33ドルでした。ナスダック総合株価指数は5日続伸し、同53.16ポイント高の13626.48ポイントでした。FRBはFOMCで11会合ぶりに政策金利の据え置きを決めましたが、参加者の2023年の政策金利見通しは年内に0.25%の利上げ2回を織り込む水準に切り上がりました。ただし、パウエル議長はFOMC後の記者会見で、利上げ再開を示唆したものの、7月会合での利上げについては「まだ決まっていない」と説明しました。
<本日の東京株式市場の見通し>
14日のナスダックが堅調だったため、本日の東京株式市場も堅調に推移する見通しです。ナスダック高など外部環境が良好で、下がり難く上がり易い投資環境が続いているため、東京株式市場では「踏み上げ相場」が継続する見通しです。また、国会会期末を21日に控え、衆院解散・総選挙への思惑が燻っています。これは株高要因でしょう。ただし、岸田文雄首相が、高い確率で踏み切るとは思っていません。正直、5分5分かなと思ってはいます。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線自体が4月28日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が6月8日の31641.27円を下回る必要があります。下回ることはないでしょう。
4月17日から6月14日まで、25日移動平均線が、40日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月11日の29126.72円を下回ることが必要です。下回ることはないでしょう。
ちなみに、6月8日に、「日経平均が5日移動平均線を下回っているものの、5日移動平均線自体が上向き」の状況に変化しましたが、翌9日にはすぐに、「日経平均が5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向き」に変化しました。今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、調整入りのサインと考えています。
6月14日の東証グロース市場指数は前日比10.91p(1.07%)安の1013.12pでした。5日移動平均線(14日現在1003.09p)、25日移動平均線(同965.17p)、75日移動平均線(同961.50p)全て上回っています。5日移動平均線は、5月31日に上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、6月8日の979.54pを下回る必要があります。25日移動平均線は9日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月11日の961.11pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、4日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、2月24日の956.14pを下回る必要があります。
東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。
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